花を花瓶に活けるのって結構難しいですよね。
どんなお花を選べばいいの?
長さはどのくらい切ればいいの?
何を意識して生けたらいいの?
などなど。
以前、お花の選び方レッスンを行っていたので、
その時のお客様の例をベースにお教えさせていただきます♬

週一でお花を購入するというN様(右)
N様に事前に質問をさせていただいたり、
実際に生けたお花を見させていただきました。
突然お花屋さんに行き、花を選び始めるのはとっても難しいので、
まずは、ランチをしながらコツなどのアドバイスさせていただきました。
①花を生けるときの一番大事な事
②花の組み合わせのコツ
③生けるときにキレイに見えるコツ
④花の管理方法の違い
⑤ステップアップとして次にトライして欲しいこと
今日は①②③についてお伝えしたいと思います。
①花を生けるときの一番大事な事
ズバリそれは、「ひとつひとつのお花が美しく見えるように生けること。」

よく、お花とお花が重なってしまっていたり、
お花の顔が後ろを向いてしまっていたり、
お花の組み合わせで美しく見えない・・・
という事があります。
メインのお花も、サブのお花も、グリーンも
全てキレイに見える。というのが鉄則です。
お花の「顔」が重ならず見えるように配置しましょう。
② 花の組み合わせのコツ
初心者の方がお花を選ぶ時におススメなのは、
「花を2種類+グリーン1種類」 買う事。
なぜなら、 ①の「ひとつひとつのお花が美しく見えるように」考えながら生けようとすると、 何種類もお花があるとかなり難易度が高くなってしまうからです。
ひとまず、何種類も生けるのは次のステップとしてもらい、
まずは3種類のお花とグリーンでスタートしてみましょう。

例えば、
1.チューリップ(花)
2.スイトピー(花)
3.菜の花(グリーン)厳密には花ですが、グリーンが多いのでグリーンとして使います。
③キレイに生けるコツ
黄金比で生ける
初心者の方が「なんとなくのセンス」で生けても最初は上手くいきません。
ぜひ、「黄金バランスで生ける」を意識してやってみてください。
いわゆる、黄金比を使う方法です。
簡単な比率でお伝えすると
3:5:8
3:5でも
3:8でも
5:8でも
オッケーです。
例えば、チューリップとスイトピーで全部で3本あったとしたら
その茎の長さを3:5:8にします。
また、花瓶の長さ:お花の長さを3:5:8にします。
よく全部同じ長さに切りそろえてしまう(1:1:1)方がいますが
一番よくないので、この長さを意識して切ってくださいね。
最初はちょっと難しいですけど、すぐ慣れますよ!
クライアントさんの実例
慣れるとはいえ、やっぱりクライアントさんは一番これが難しかったようですが、家で頑張ってトライしてもらいました!
ご自身で家で花を生けてくださったBefore/Afterがこちら!

今回はフリージアとアオモジだけでトライしました。
う~ん、スッキリしましたね!!
Beforeは4種類入っていてゴチャゴチャした感じで、ひとつひとつのお花の良さが消えてしまっていましたが、
Afterはグリーンの枝の美しさがきちんと見せてあげれてます。
この後、少しだけお花の位置を調整してもらいましたが、
1回のレッスンだけで、雰囲気のある生け方ができたN様はセンスがあるな~と思いました!
後日、N様からご感想頂きました!

黄金バランスやお花の種類を2種類にすることを知れたことが良かったです。
そしてお花の組み合わせ方に関しても、プロはさすがだなぁと思いました!
素人はわかりやすい可愛い花を買いがちだけど、 素敵な組み合わせを提案してくれて、お部屋が素敵に見える気がします。
旦那さんも、普段選ばないチョイスで良い!と言っていました!
次回は、自宅に来ていただいて生け方を指南していただきたいです!

N様、ありがとうございました!

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